講座開催にあたって

講座が行われる釜沼集落は棚田、ミカン畑、野菜畑、竹林、雑木林、炭小屋、小川、里山、奥山と歩いていける距離にすべてが揃い、日本の原風景が奇跡的に残る美しい里山集落です。そこは首都圏から1時間30分で到着する現代の桃源郷です。

 

日本の風土で数千年をかけて育まれた「里山」とは、グラデーションのように人と自然がつながる「調和のアート」であり、この「自然と文化」に触れるだけでも価値のあることです。

 

鴨川地球生活楽校は、その素晴らしい釜沼の里山と築200年の古民家「ゆうぎつか」を舞台に四季を通して、農・衣・食・住・エネルギー・ライフスタイル・心・身体・伝統文化をホリスティックに学ぶ年間講座です。

 

講座内容は、日本でも珍しい天水棚田でのお米づくり、長老から学ぶ里山の知恵と技、自然農という暮らし方、雑穀と野菜の里山料理、太陽と月のリズムで暮らす(暦の話)、綿と草からの糸紡ぎ、日本の発酵食文化(米麹づくり、甘酒づくり)、竹の新しい可能性(バンブーテラスづくり)、自然治癒力を高める暮らし方、里山に暮らす半農半Xを訪ねる、メディテーション、未来ビジョンワークショップ(幸せな未来のために、今自分ができることを探す)等々、毎回密度の濃い内容です。

 

一年間、美しい里山で「学びのコミュニティ」と共に過ごし、一人ひとりが地球とつながり、自分のいのちを支える知恵を得て、自由で自立した生き方のヒントを掴んで頂けたら幸いです。

 

NPO法人うず 理事長 林良樹

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