参加者の声
これまでに年間コースを卒業された皆さんから、講座の感想をいただきました。
ここに、ほんの一部ではありますが、ご紹介させていただきます。
【2013年度卒業生】
1年を通しての講座は、本当に楽しく色々な事が学べました。ただそれぞれの講座はその世界(自然農、パーマカルチャー、発酵など)の入り口であり、その先を想像し、さらに深く学べられればとワクワクしております。(K.M)
鴨川地球生活楽校との初めての出会いは、88さんが紹介していた、ゆうぎつかの美しい写真です。
この美しい場所へ行ってみたい、そしてそこで、私が関心を持っていたパーマカルチャー、ロケットストーブについて、また、自分が親世代から学ぶべきだったのに学べなかった、昔ながらの生活術を、学んでみたいと思ったことでした。
6回を通して、入門編とはいえ、それらは見事に叶えられました。
そして何より、それぞれのテーマを身をもって体験する、みんなと共同で作り上げていく、そのようなWSにより、想像もしていなかった大きな喜びを得ることができました。
……合宿しながら、みんなで同じ釜の飯をいただく、そのことの意味も大きかったと思います。(K.S)
前に、地球はひとつの生命体、ガイア理論の話を聞いたんですが、その時は理解することが出来なかったのですが今は、発酵の講座もあったし、なんとなく分かる氣がします。
他者や動物や微生物が傷付くことは、地球が傷付くこと。
同じ体の一部が傷付くこと。
あまりに自分の体のひとつの植物のことを知らないから、勉強しなきゃと思います。(Y.K)
沢山のアクティビティを通して素敵な講師の方々や仲間たちと出逢えた事は、かけがえのない財産です。……廃材や身近に手に入る物を利用して家を手作りするなんて、きっと長い時間がかかるのだろうと思いましたが、こんなに早く形になるなんて…仲間って素晴らしい!……効率的ことばかりが求められる社会で、今はまだ異端児のような存在かもしれませんが、確実に流れは変わって来ています。それを鴨川で実感できました。(Y.M)
鴨川の景色は、思い出すたび元気が出てくるような、生命感に溢れていました。
様々な手仕事を通して、労働の価値観が少し変わったように思います。
労働の対価とは、お金ではないのだと。頭で考えることはありましたが、実感として得られたことが貴重でした。汗を流し手をかけた結果、自然が与えてくれるものは美味しくて栄養のある食べ物、あたたかみのある壁、エネルギー、生活の道具、共に働いた仲間とのつながりであり、喜びでした。(Y.I)
【2012年度卒業生】
この楽校に来るまで、全然農業や大工仕事や農村の暮らしなどの知識はなかったんですが、ここに来て、パーマカルチャー的な考え方だとか、あるいは釘を打つとか、ノコギリで木をきるとか、図面を読むとか・・・意外にやってみるとできちゃう。頭で考えるよりも、まずは行動で、失敗したらみんなで力を合わせて知恵を出し合ってやり直すとうまくいくとか、そういうのができるんだなっていう、生きる自信につながったのが自分にとって一番の収穫でした。(S・F)
個人的に、ここ2、3年沈んでいた状況にあったんですが、ここに来て土にふれたり、みなさんとコミュニケーションを築けたりした中で、すごく自分の中に革命がおきた感じです。自分の中にたくさんの種を植えていただいて、そこからまだ小さな小さな芽ですが生えはじめていて・・・将来に対して明るく考えられるようになりました。(S・S)
3・11の翌日に、普通に仕事をしている周りの人をみて、なんとなく違和感を感じていました。それから一年たったイベントで、良樹さんが3・11後の生き方を考えるというテーマで話をしていたのを聞いてピンと来たんですが、参加するかはとても迷い、結局5月に単発で参加しました。その時の体験がとても良かったので、最後までずっと参加しました。今は、5月に来た自分をほめてやりたいです(笑)(H・T)
ここに来るとほんとうに楽しくて、ワクワクした気持ちになるし、みんなと会うと安心できるので第二の家族みたいでした。浦安に住んでいるので、3・11のときには被災し、ライフラインが途絶えたりしたので、不安でした。ここに参加していて、都会生活の中で忘れていたことをいっぱい思い出すことができました。(F・H)
パーマカルチャーには昔から興味があったんですが、参考書とか買ってみたけれども、難しくってどうしようかと思っていました。ここへ来たら、フィルが「パーマカルチャーはロックだ。既成概念を壊すんだ。」ということを言ってくれたので、オーッと思いました。また、「Problem is Solution」(問題は解決だ)という考え方も印象的だったので、実生活にもいかしていきたいと思っています。(Y・Y)